2018年4月18日水曜日

山は生きている


山は生きている。


こんにちは。
福山店の一平です。
春の訪れと共に帰って参りました。

アシーズ福山店から眺める蔵王山も春の装いが進んでいます。

嬉しい。

そんな陽気に誘われて4/12のお休みに、島根の三瓶山に山歩きに行って来ました。


福山から車で3時間程走ると、麓の「定めの松」駐車場に到着です。

定めの松のトイレはとても綺麗で、ちょっと感動的です。感謝の気持ちで使わせていただきました。

準備が整いいざ出発。

今回は私を含め5名での山行です。

定めの松から男三瓶山を目指し急登をスイッチバックしながら登って行きます。


新芽の芽吹く木々の中をしばらく歩くと、見晴らしのいい斜面に出ました。
春霞はあるものの天気も良く日本海が望めます。

もう雪は一切残っていませんでしたね。

行動中は半袖シャツでも暑さを感じるほどですが、停滞すれば風に冷やされるといったコンディションだったので、やはり薄手のウィンドジャケットは必須です。
アシーズでは各種ご用意ありますよ(笑)


右手に子三瓶山が見えています。

山頂がフラットだなぁ。

誰かが言った「プリン山」。


男三瓶山の山頂直下はややガレた斜面でワクワクします。

ところがトレイルに何か違和感が、、
冒頭の画像のように所々に地割れがあります。

それもそのはず。
我々が三瓶山に訪れる3日前に島根を地震が襲っていたのでした。
福山でも揺れを感じるほどのものでしたが、いざ地割れを目の当たりにするまでは、その威力を想像することはありませんでした。

山が歪むほどの圧力って一体?!
地震の猛威は工程が進むにつれよりはっきりとしていきます。

ずんずん登り最初の一座、男三瓶山に登頂です。

山頂で各々行動食を食べたり、景観を楽しんだり。



大山は残念ながら霞の中。。

山頂小屋の中にもハイカーの方が見受けられました。我々と同じく春めいた山に呼ばれたのでしょう(笑)


春の陽は気持ちいい!眩しい!
久しぶりの半袖半パン。結構日焼けしましたね。


休憩もそこそこに女三瓶山を目指し出発です。
ここからの急な下りで地震の爪痕を目の当たりにします。
そこかしこに地割れや小さな崩落跡があり、新しい浮石も多く落石を引き起こしかねません。

しかし足元ばかりに気を取られている訳にもいきません。頭上には今にも崩落しそうな箇所も多々ありました。


トレイルが切れてますね。

緊張感のある下りが続きます。


この箇所は痩せ尾根で結構ダメージがありました。


下りを降りきると女三瓶山への登り返しです。
ここを登ればお昼ご飯!

女三瓶山の山頂には電波塔が林立しており、多くの作業員の方たちが作業をされていました。
やはり地震の影響だろうか??

我々は展望のあるテラスで食事をしました。

後ろには男三瓶山がドーンとそびえてますね〜

サプライズの山頂アイスクリーム!

山の上でアイスって美味いし、なんか面白い(笑)
たっぷりお昼休憩をとり、今度は孫三瓶山を目指して出発!


女三瓶山からは地震の被害はあまり目立たなくなり、歩きやすいトレイルが続きます。

室ノ内展望台から望む子三瓶、男三瓶。

この辺りは気持ちよく歩けます。


が、、

今度はマムシと出会うことが多くなってきました。。
三瓶山はもう春です。蛇や虫に気を使わないといけないシーズンが始まりましたね。

ポイズンリムーバー新調しとこ。


孫三瓶山へは割となだらかな斜面が続き、気がつくと到着していた感じ(笑)

時折吹く風に帽子を飛ばさないように。。


疲れは溜まってきているが充実の表情です。


ここまで男三瓶〜女三瓶〜孫三瓶と歩いてきて、最後の一座、子三瓶山。
最後の急登で彼女の膝が笑い出した。。

しかし!!
休み休みながらも登り切る!!

子三瓶山で少し長めの休憩をとることにし、水分と行動食で最後の下りに備えます。


子三瓶山への登りでふと振り返ると、火口湖である室内池が見えました。
長い年月をかけて自然が創り出した景色には迫力と共になにやら説得力がありますよね。

久しぶりの穏やかな山歩き。満たされる思いです。

子三瓶山から扇沢分岐までは急な斜面を下りますが、扇沢分岐からは木々の中を気持ちよく歩けまた。


気持ちもいいしお腹も空くのでポテチをバリバリいわせます。

残りの工程もあとわずか、みんなで楽しく歩き切ろう!!



もうすぐ定めの松駐車場です。

三瓶山の周回コースは景観がよく、登山者にたくさんご褒美をくれますね。それに結構高低差があり、なかなか歩きごたえのあるコースでした。
  

そしてやはり印象的だったのが、地震が山に及ぼす影響です。
今回その現場を肌で感じることができ、自然に対する想像力をより豊かにできたと感じましたね。

このブログに書いた通り、男三瓶山と女三瓶山間にはいくつか危険箇所があるので、行かれる方はお気をつけください。

帰りに立ち寄った公衆浴場のある町にも地震の影響は色濃く、1日でも早い復興を願うばかりです。


一平でした。

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