台高山脈ファストパッキングGW編DAY2
こんにちは。一平です。
DAY2とは言いましたが、実質1日目です。
天気は回復するのかな?行程はスムーズに進むかな??(笑)
続きをお楽しみください。
昨夜はam1時頃に就寝し、朝4時起床の強行スケジュール。
ほとんど目をつぶっていただけのような仮眠から起き上がり朝の支度をします。
アルファ米とフリーズドライのシチューで身体のスイッチを入れます。
悪天候が予想されていたのでシュラフは濡れに強いプリマロフトのキルトで臨み、インサレーションウェアも同じくプリマロフトのものを用意していきました。
化繊はかさばり重いというイメージがありますが、OMMの製品を筆頭にそのイメージを払拭しつつあると思います。
今回のようなタフコンディションではたとえ濡れても保温力がほとんど落ちないという化繊のメリットは大きなアドバンテージでした。
食事と撤収を終え5時過ぎに行動開始しました。
さて天候は??
雨は止んでいるようだけどガスってます。まぁこんなもんか。
あんま寝れてないからオールの後みたいな顔してますね。。あっ!後ろにM氏が!!(笑)
しばらくすると陽も高くなりガスが薄れていき我々の眼前に現れたのは。。
ガスがきれ山々が現れる。。
M氏もご機嫌です。この後の暗い未来も知らず。。(笑)
明神平までは比較的走りやすく、山と高原地図のコースタイムも順調に圧縮していけました。
明神平で水を取り軽く食事をとり、次の目的地である池木屋山に急ぎます。
明神平の水場は昨夜の雨もあってか潤沢に流れており、そのままでも飲めるのかもしれませんが一応ソーヤーミニを通してストックしました。
明神平。次はここで寝てみたいな〜
池木屋山へ向かっていると天気が怪しくなってきました。ガスが出始め弱い雨が降ったり止んだりと、レインウェアを着るか着ないか悩ましい。。
そこまで雨脚も強くなく、ある程度の運動量があったのでレインウェアを上だけ着て行動しました。
池木屋山を越えるとヤセ尾根に木の根っこが絡まったようなルートが続き、雨で濡れツルツルヌルヌルで思うようにペースが上がりません。。
2人の足取りは重くなり、今回のゴールである大台ケ原まではスケジュール的に厳しくなってきていました。。
無情にも日は暮れていき我々にも判断の時が迫ってきました。
この辺りから写真を撮る余裕など2人にはなく(笑)、点々と続くテープと地図を黙々と見つめておりました。
完全に日が暮れ辺りに夕闇とガスが立ち込める中、ヘッドライトはガスにハレーションを起こしほとんど視野がききません。
雨脚も強まり、いよいよ危険と判断しビバークを決定。
文字通り緊急避難のビバークになり、キャンプ適地とはお世辞にも言えないような場所にシェルターを張りました。
風も出始めシェルターの風上側を目一杯低く張り可能な限り風をはらみにくく設営します。
そそくさとシェルターに逃げ込み、濡れたギアを拭きインサレーションウェアで暖をとります。アルコールストーブでお湯を沸かし暖かいご飯を口にするとようやく一息つけました。
2人で協議した結果。ルートを少し引き返し、あらかじめ想定しておいたエスケープルートを使い翌日下山することになりました。
非常に悔しい判断となりましたが、無理をすれば遭難もあり得るので正しい判断だったと思います。
こうして我々の山行2日目の夜が更けていきました。。
夜中に風が強すぎてシェルターが吹き飛ばされないか不安になって、ペグの効きを見回りに出たのはご愛嬌(笑)
しっかり効いてましたよ!
今回はここまで!残すところあと1日!タフな山行の後にまさかのハートウォーミング?!
次回もお楽しみに〜!!
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