2017年10月12日木曜日

北アルプス弾丸ファスパッキングDAY2


北アルプス弾丸ファスパッキングDAY2



こんにちは!福山店の一平です!!
大分、間をあけちゃいましたがDAY2始まります!!

目覚めてからしばらく経っているにもかかわらず、カメラを向けると欠伸をしてくれるインスタ映えを熟知したバディM氏!!(笑)

昨夜は雨が降り出し、少し傾斜のついたテント場で軽く焦りましたが事なきを得てしっかり眠れました。


私が使っていたシュラフは、ナンガのミニマリスムという非常に軽量ながら0℃対応というハイスペックモデル!
噂に違わぬヌクヌクモデルで10℃前後ではテストにならん(笑)

もうちょい寒くなってから改めてテストしてみます。

珍しく気持ちよく目覚め、朝食を済ませると少し肌寒い中行動開始!!


本日は下山時刻がありあまり無理はできないので、1番近くのピークである三俣蓮華岳までピストンすることにしました。
荷物はテントの中にデポして出発だ!!

黒部五郎小屋から樹林帯を直登気味に進みます。

昨夜の快眠のお陰か身体が軽い。
木の根や濡れた岩でのスリップに気をつけながらガシガシ登ります!

木々の間を抜けると太陽が!
前を歩くハイカーの方が絵になっとります!!

この辺りで年配のご夫婦に追いつき少しお話しすると、どうも息子さんが山岳レースに参加されているようで、僕たちが走っている様子を見て声をかけてくれたよう。
あたたかい応援をいただき、先に進みます。

山々からガスが立ち昇っている。壮大だなぁ。。


振り向くとM氏と、昨日通過して来た黒部五郎岳のカールが見えてます。
数時間後にはまた通りますけどね(笑)


ゴリっとした路面のアップダウンが続きます!!
こーゆうスケール感で走り続けることってあんまりないので、むちゃくちゃ気持ちいい!!

何度となく偽ピークを越えて走ります(笑)
見渡す限りの山!雲!岩!

今日も元気で空気がうまい!!
空身の開放感と絶景でペースも自然と上がります(笑)

こんな絶景を気持ちよく満喫できるのは、、、

実は「臭い」というファクターが個人的には重要だったりします。
日帰りのトレイルランでは行動中の汗の処理を第一に考えるので、化繊の速乾シャツを使うことが多いのですが、山の中で一泊以上滞在する場合では化繊のものはどうしても臭ってしまいます。。

そんな時に頼りになるのが「メリノウール」が使われたウェアです!!

メリノウールの特性として、汗冷えを感じにくい、調湿作用が高い、天然の抗菌作用がある、などが挙げられます。
そのメカニズムについては他の詳しいホームページに譲るとして、私自身はその抗菌力の高さに感動しております!
メリノの混紡率や個人差はあると思われますが、私の場合は数日間着用し続けても臭いが気になることはほぼありませんでした。
最初使った時はウソやと思いましたね!!(笑)

各メーカー、様々な製法で化繊とメリノのハイブリッド素材を研究開発し、従来では考えられないほど薄く強度を持つ製品を作り出しています。

まだ未体験のハイカーや、ランナーの皆様には是非その性能をご自身の身体を持って体験していただきたい!!
かさばる着替えをグッと減らせるはずです!

気になった方はアシーズブリッジへGO!!
熱めの接客をさせてもらいます(笑)

いつものように脱線気味ですが、着々と三俣蓮華岳には近づいております(笑)

この立体的な路面と、完璧なロケーション。。

日頃お世話になっている、福山ローカルの皆さんとも是非走りたいなぁ!!

そうこうしているうちにピークまであと少し!


バッチリ決まってるぜM氏!!
カッコよく持ってるけど、いろはすじゃねーか!!(笑)

んでもってピークはもうちょい先!!

到着!!

M氏も三俣ピースで気持ちを表現しております。


居合わせたハイカーの方に写真を撮ってもらい、眼前に広がる山々の名前やオススメの山域などを教えていだだいたり、心温まる交流ができました。

皆さん!どうもありがとうございました!!

なんか終わった感じですが、まだまだ続きますよ!!(笑)

三俣蓮華岳の山頂からはあたりの山々を望むことができます。

槍!!ちょっとだけ見えました!

双六岳方向!あの雪渓を駆け下りてみたい!!
鷲羽岳かな??


あれが赤岳!?

破壊力抜群の絶景が私たちの周りに広がっています。
こんなの見ちゃったらそりゃハマる!

現にこの山行の後、M氏はひと月のうちに2回もアルプスに出かけて行きました(笑)


お腹いっぱいになるまで景観を味わい、これから1時間登ってきたところを思いっきり下って行きます!!

ここを今度は駆け下りて行くと思うと、さっきとは違って見えますね(笑)

さあ、行きましょうか!!


気持ちいい!!

カールの向こうに見えている稜線をこの後、また走ることになります。

調子良く下っていくと、、

お!黒部五郎小屋が見えてきた!!


実はこのあたりから下腹部へのノックが始まっていました。。

これは急がねば!!

足場の悪い、樹林帯の中を大急ぎで下っていきます。
足運びがラフになっていく。焦りはトラブルを招くので気をつけなければならないのだが、、

背に腹は変えられない!!(笑)

なんとかかんとか小屋まで戻り、トイレに駆け込む!!

〜少しの間、アルプスの美しさをご覧ください〜





太陽の光が眩しい。。
とてもスッキリとした気分です(笑)


先ほどのラフな走りのせいか、右膝に軽い違和感を感じつつシェルターを撤収し、小屋で働く友達に挨拶をしに行きました。

なんと彼もM氏!顔出しオッケーということでホイ!

ここではM'氏としましょうか(笑)

スノー&スケートボードとハイクを愛す、気のいいやつです。
ウィンターシーズンは北海道のスキー場に住み込んじゃうタイプの、ガチ感溢るるナイスガイ(笑)


何話したっけな??


M氏とM'氏の会合も果たしました。

楽しい時間は早いもので、そろそろ出発の時間だ。

久しぶりに会えて楽しかった!ありがとう!!
また一緒に遊ぼうな!!


小屋が小さくなっていく、センチメンタルを振り切って走ろうじゃありませんか!!(笑)

行こう!M氏!!

樹林帯のを登り返し、先ほどの違和感を覚えた膝の感触を確かめる。
大丈夫そうだ。先を急ごう!


樹林帯を抜け振り返ると、そこには夏山がありました。

写真撮っといて本当に良かった(笑)
当時の感覚が瑞々しく蘇りますね!

前を見ると黒部のカールがそびえ立ちます!!

圧倒的な造形に畏敬の念を覚えながらも、、


雪解け感についはしゃいでしまいます(笑)

この地形にタモリさんならなんて言うだろう。。

この景色はこれまでも、これから先もずっとここにあるんだろうなぁ。
また来ます!!

ハイカーの皆さんと挨拶を交わしながら、黒部五郎の強烈なカールを登り返します。

これが本当に強烈!!どこでもドアを久しぶりに思い出しました(笑)
ま、自分の脚でここまで来るから楽しいんですけどね!!

黒部五郎に別れを告げ、稜線をひた走ります!!

そういえば、写真はないけど帰りも雷鳥さんとこんにちはしましたね〜
まるっこくて可愛い〜!

しかし、、
この辺りから私とM氏のペースのズレが大きくなり始め、2人の間に良くない空気感が漂い始めました。
自分のリズムで走れないストレスからか、集中力が途切れがちになり身体がどんどん重たくなっていく。

マズイぞ。。

こんな時には早めにジェルを食べて、フィジカルの方からメンタルに働きかけます!
動け!動ける!やる気もみなぎる!!みたいな?!(笑)

M氏にもエネルギーチャージを促し、完全に立ち止まり休憩を挟むことにしました。
集中が切れていたので、我々には気持ちの切り替えが必要でした。


しばし落ち着いてエネルギー補給しながら山々を眺めます。

この休憩を挟んだおかげで、お互いのペースに納得しその後の太郎平小屋までは調子よく走り抜くことができました。

2人とも口には出さないけれど、太郎平小屋の名物。行者ニンニクラーメンを食べるために急いだというのもあります(笑)


頑張った甲斐ありギリギリセーフ!!
疲れた身体に染み渡るスープ。。
山奥でラーメンが食べられるなんて思いもしなかったので感激しました!

皆さんも太郎平小屋に立ち寄る際は是非ご賞味あれ!!

我々がラーメンをすすっていると、年配のハイカーグループの方々に声をかけられました。

ハ「お兄ちゃんたち走ってきたの?!すごいね〜!!いくつなの??」

我々「走ってきましたよ〜!これ食べたら折立まで頑張ります!!さっき◯◯歳になりました(笑)」

この数日前に誕生日を迎えていた私。
他愛のない会話をし、ラーメンも食べ終えいざ出発というときに、先ほどのハイカーさん達にまた声をかけられました。

ハ「お兄ちゃん!誕生日おめでとう!!これあげるから頑張ってね!!」

小屋で売られているブルボン  チョコチップクッキー!!

もうなんと言っていいのやら、こんな山の中で見ず知らずの僕らにこんなに親切にしてくれるなんて。。
世の中捨てたもんじゃないし、旅の終わりもやっぱりブルボンだ!!(笑)

感謝の気持ちを伝え、最後のくだりをスタートしました。
心が温かい。。涙腺は緩んでいるが、締まっていこう!!


石が無数に転がる不安定なトレイルを駆け下りて行くのですが、路面が硬く脚への負担をうまく逃せない。。
くだりでの走りに課題を感じながら、延々と続く石、階段を兎にも角にも進みます。

山での振る舞いや、走り方にまだまだ工夫ができると感じられたことは、さらに先があることを予感させるとても刺激的な体験でした!これからも貪欲に学ぼう!!

太郎平小屋を出発してからは私は先に進ませてもらい、要所要所でM氏の到着を待ちつつ下山して行きました。

その後も無事、行程を進めていき予定の時刻に2人とも下山することができました。
とりあえずは一安心です。

初めての日本アルプスには、多くの課題と感動をもらえました。
ここへ来なくては得られない感覚ってやっぱりありますね〜
無理してよかった(笑)

次の日は仕事なので、身体を拭きあげたら急いで帰途につきます。
神戸でM氏を下ろす頃には日付も変わりかけ。。
福山まではまだまだあるぞ!!

なんて言っても疲労はピーク!岡山のサービスエリアで仮眠!からの仕事!!
この山行後の1週間は疲れが抜けずしんどかったなぁ〜(笑)


しかしながら、行ったことのない山域や見たこともない景気を目にすると人間浮かれるもんですね(笑)
私の好奇心は大いに喜んでおりました!

これからも自分を飽きさせないように、何かしらチャレンジのあるアクションを起こしていきたいと思います!!

M氏!今回もありがとう!!またアドベンチャーしようね(笑)


ASSESのAに丸かぶりな一平でした〜


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